入力していない周波数にも信号が見えることはありますか?
あります。受信回路の特性により、入力信号とは異なる周波数にも応答が現れ、目的の信号と取り違える場合があります。収録帯域の外にある信号も含め、奇数倍・奇数分の1の周波数に関係する応答に注意が必要です。
B206mini-iでも、この受信応答に注意が必要です。当社ブログに掲載されている測定例はB200・B210・B200miniによるもので、B206mini-iの実測値や保証値を示すものではありません。測定値は未校正の参考値です。
使用周波数と周辺信号の周波数・レベルに応じて影響を確認し、RF入力フィルターなどを含めて構成を検討します。
当社ブログの高調波・低調波の測定例を見る →
帯域外信号の影響・対策と観測例を見る →
再生開始前や送信周波数の変更時にも、信号が出ますか?
内部校正に伴い、再生データとは別の一時的な信号が出力される場合があります。評価対象へ入れたくない場合は、外部RFスイッチなどによる遮断を検討します。
内部校正時の出力・対策と機種ごとの条件を見る →
このシステムは、どのくらいの帯域幅を収録・再生できますか?
本システムは、最大48 MHz BWの帯域幅を1チャネルで収録・再生できます。
最大IQサンプルレート61.44 MS/sの80%は49.152 MHz BWとなるため、端数を落とした48 MHz BWを、収録・再生可能な帯域幅として採用しています。
詳細仕様表の56 MHz BWはUSRP内部のアナログ回路の最大帯域幅です。B206mini-iは本体メモリ方式には対応せず、PCのSSDとの間で転送するストリーミング方式を使用します。
2 chが必要な場合は、B210が候補です。2 ch時の帯域幅は24 MHz BW/chで、受信側・送信側それぞれの2 chは中心周波数を共有します。
B210の構成・仕様を見る →
メーカーの機器構成を見る →
保存データ量と収録時間は、どう計算しますか?
48 MHz BW・1 ch、I/Q各16 bitでは、48 × 1.25 × 4 × 1 = 240 MB/sです(サンプルレート60 MS/s)。
1 TB全量で約69分、増設4 TB全量で約4時間38分が容量上の目安です。実際はOSや既存データを除いた空き容量で変わります。増設4 TBの計算に標準1 TBは合算していません。
これらは容量からの計算値であり、連続動作の実測値やバッテリー持続時間ではありません。
保存データ量・収録時間の計算方法 →
30分を超えて収録・再生できますか?
30分は確認済みの時間であり、動作上限ではありません。長時間の運用は保存容量と構成に応じて確認します。
48 MHz BW・1 ch、ノートPCにACアダプターを接続して、連続収録・連続再生をそれぞれ30分確認しています。同時収録再生の確認実績ではありません。
この30分はバッテリー持続時間を示していません。
外付けSSDは何に使いますか?
内蔵SSDに収録したデータの退避や、解析用PCへの受け渡しに使用します。退避後に内蔵SSDの空き容量を確保し、次の測定に備えます。
収録・再生する帯域幅が狭い場合は、外付けSSDを使った収録・再生も可能です。ご希望の帯域幅や使用条件をご相談ください。
採用するPC・SSD・ケーブルの接続条件と、必要な読み書きの持続性能を、構成選定時に確認します。
Thunderbolt 4対応のPC・SSD・ケーブルを組み合わせます。採用PCの対応と接続条件は構成選定時に確認します。
入力レベルはどこまで接続できますか?
B206mini-iのRF入力上限は−15 dBmです。上限以下でも、ゲインや信号の条件によって飽和することがあるため、波形を確認して調整します。
強い信号はUSRP入力前でアッテネータにより減衰します。受信ゲインを下げる操作だけで、RF端子への過大入力を防ぐことはできません。
アッテネータ・LNAとゲイン設定の考え方 →
B200miniと同じ機種ですか?
B206mini-iはB200miniの後継機種です。本システムではPC側・USRP側ともにUSB Type-Cコネクタを使用します。USRP側は、ネジで固定できる対応ケーブルを使用することで、ケーブルが抜けにくくなります。
GPSDOは内蔵できますか?
B200/B210用の内蔵GPSDOは対象外です。外部10 MHzまたはPPSを入力できますが、端子は共用のため両方を同時に入力することはできません。
内蔵GPSDOが必要な場合は、1 chのB200、2 chのB210が候補です。GPSDOはオプションです。
B200の構成・仕様を見る →
B210の構成・仕様を見る →
筐体付きモデルの大きさ・重さは?
大きさは85 × 55.7 × 18 mm、重さは108 gです。
RF性能表に数値がない項目は、未測定という意味ですか?
「参照仕様書に記載なし」は、確認したメーカー仕様書にその項目の数値がないことを示します。当社で未測定という意味ではありません。当社のRF特性の実測値は、この表には掲載していません。
NFはメーカー仕様書に基板単体の値だけが掲載されているため、本システムで使用する筐体付きモデルの値としては載せていません。
受信IIP3の−20 dBmはメーカーの代表機での測定値です。仕様書の条件は周囲温度25 ℃±3 ℃、UHD 4.9以降で、保証値ではありません。
当社で確認済みの連続収録・再生の条件は、「当社で確認した動作」と連続動作のFAQに記載しています。
当社で確認した動作を見る →
連続動作の確認条件を見る →