1 chから始める、USB接続の収録再生

USRP B200搭載RF収録再生システム

必要な1系統を、シンプルな構成で。

  • 70 MHz〜6 GHzのRF信号を収録・再生
  • ストリーミング方式で、48 MHz BW × 1 chの信号を収録・再生
  • ノートPCとUSB接続し、測定場所へ持ち運び可能
  • オプションのGPSDOで、時刻・周波数の基準が必要な測定に対応
ノートPCと筐体付きUSRPをUSB接続した収録再生システムの構成例
ノートPC型の参考構成(写真のUSRPはB210)。PC機種・画面は構成例です。
RF周波数範囲
70 MHz〜6 GHz
収録・再生帯域幅/ch *1
48 MHz BW
チャネル数
RX 1 ch / TX 1 ch

*1 : BWは帯域幅を表します。掲載値は収録・再生帯域の目安であり、振幅平坦度を保証する値ではありません。 帯域幅の数値について →

収録再生方式

受信しながら保存し、保存した波形をRF再生。

ストリーミング方式

48 MHz BW・1 chの収録・再生は、ストリーミングで。

ストリーミング方式の説明図。収録はUSRPで受信したIQデータをPCのSSDへ連続保存。再生はSSDの波形データをUSRPへ送り、RF信号として出力します。
方式の説明図です。図中の機器は、このページの実機構成を示すものではありません。

収録受信しながら連続保存

ソフトウェア無線機が受信したIQデータをPCへ送り、内蔵SSDに保存し続けます。

SSDに空き容量がある限り、保存し続けます。

再生SSDから連続RF再生

送信するIQデータをSSDから連続して読み出し、USRPへ転送します。ソフトウェア無線機からRF信号としてリアルタイムに出力します。

波形容量に上限のあるSGのArb機能では満たせない連続性を実現します

必要な通信・PC・SSDの持続性能を、構成ごとに確認します。

連続動作の帯域・時間は、PC・SSDを含む構成と保存容量によります。

送信しながら、同時に収録。

用意したIQ波形をRF信号として送信しながら、受信した信号を収録できます。

送受信同時の組み合わせ
ストリーミング再生
ストリーミング収録○

○:対応する組み合わせ。

帯域・チャネル数は、FPGA・PC・接続・SSD構成によります。最大帯域・全チャネルでの同時動作を保証するものではありません。

チャネルサウンダーの送受信系に。

測定波形を送信し、伝搬後の信号を同時収録。チャネルサウンダーの送受信・IQデータ保存に利用できます。波形の用意・伝搬解析はお客様の環境で行います。

この機種のポイント

高調波・低調波による受信応答に注意

入力信号とは異なる周波数にも、信号が観測されることがあります。目的の信号と取り違えないよう、奇数倍・奇数分の1の周波数に関係する応答にも注意が必要です。

お届けするシステム構成

B200と制御PCを、設定済みのシステムでお届け。

USRP、PC、SSDと収録再生ソフトウェアを組み合わせ、必要な動作条件を確認してお届けします。

やりたい収録・再生からPCを選ぶ

ノートPCの仕様・電源・保存容量をご紹介します。以下はお届けする構成の一例です。

以下は、制御PC・SSD・接続機器の構成例です。使用する帯域幅・チャネル数・収録再生時間に合わせて選定します。

USRP B200(基板)
B200・基板単体。保護筐体はオプションです。
ノートPCと筐体付きUSRPをUSB接続した収録再生システムの構成例
ノートPC型の参考構成(写真のUSRPはB210)。PC機種・画面は構成例です。
USRP
B200。保護筐体を必要に応じて追加
PC構成
ノートPC(以下は構成例)
CPU
AMD Ryzenシリーズ
メモリ
8 GB
保存用SSD
NVMe SSD 1 TB
画面
14インチ
PCとの接続
USB 3.0(Type-A) × 1

Type-AはPC側の端子です。USRP側はType-Bです。

USRPの電源
USBバスパワー、またはACアダプター。GPSDO(OCXO)搭載時はACアダプターが必須です。
給電条件を見る →
ソフトウェア・設定
収録再生ソフトウェア、データビューア、Ubuntu Linux、ドライバーを設定してお届けします。
操作資料
日本語の技術・操作マニュアル(電子版)

掲載内容は構成例です。納品する機器・ソフトウェアと構成は、お見積もりに明記します。

収録ボタン・状態表示と、時間波形・スペクトラムを表示した収録再生ソフトウェアの実画面

実際の画面で見る使い方

受信・収録・内容確認・RF再生の手順を、実際の画面で紹介します。基本操作から、時刻指定や繰り返し収録などの応用まで確認できます。

実際の画面で使い方を見る

共通の操作画面例です。掲載機種の動作実績を示すものではありません。

用途に合わせて構成を選ぶ

選べるオプション。

PC性能・SSD容量と、運用に必要なアクセサリを選べます。

PC・保存用SSDの構成変更

CPU・メモリ・SSDの増量や、お手持ちの機器を使う構成もご相談いただけます。

収録時間に応じて容量を選定。連続書き込み・読み出しを含めて確認します。

B200 / B210用スチール筐体 ↗

型番:784190-01

オプション

基板を保護して持ち運び・設置しやすくする筐体。

USB-Bコネクタを備える緑色基板(revision 6以降)が対象です。

5 VアクティブGPSアンテナのメーカー製品写真

5 VアクティブGPSアンテナ ↗

型番:783480-01

オプション

基板実装型GPSDO(TCXO/OCXO)で衛星信号を受信するためのアンテナ。

GPSDOを追加した場合に使用。設置場所と受信条件を確認します。

当社で確認した動作

最大連続帯域・継続時間の公開実績値は、このページには掲載していません。必要な帯域・チャネル数・動作方式に合わせて、PCとSSDを含む構成で確認します。

帯域/ch・チャネル数・連続時間・送受信同時の有無をそろえて確認します。

掲載結果は、確認時の構成・設定と確認時間内での結果です。常にデータ欠落がないことを保証するものではありません。確認時間は動作上限ではありません。

ご相談・お見積もり

B200の構成を相談する。

使用周波数・帯域幅/ch・チャネル数と、収録・再生の時間をお知らせください。同期や同時動作、アクセサリ、PC・SSDも含めてご案内します。

選定の前に

この機種のよくあるご質問。

収録帯域の外に強い信号がある場合、影響しますか?

影響する場合があります。搭載RFICの特性により、帯域外の強い信号が収録帯域内に現れることがあります。使用周波数と周辺信号に応じて、RF入力フィルタなどを含めて構成を検討します。

帯域外信号の影響・対策と観測例を見る →

当社ブログ:B200・B210・B200miniの高調波・低調波の観測例 →

再生開始前や送信周波数の変更時にも、信号が出ますか?

当社ブログで、送信中心周波数を設定した直後のパルス出力を観測しています。内部校正中の信号を評価対象へ入れたくない場合は、外部RFスイッチなどによる遮断を検討します。

内部校正時の出力・対策と機種ごとの条件を見る →

当社ブログ:B200の周波数設定時のパルス →

B206mini-iとはどう選び分けますか?

携帯性を重視する場合はB206mini-i、内蔵GPSDOを追加したい1 ch構成ではB200が候補です。2 chが必要な場合はB210をご検討ください。

B206mini-iの構成・仕様を見る →

B210の構成・仕様を見る →

GPSDOと外部10 MHzは切り替えて使えますか?

GPSDOを搭載したまま外部10 MHz基準を使用することはできません。どちらを使用するか、構成時に選定します。

収録・再生の構成は、どのような条件で選びますか?

本システム構成の帯域目安は48 MHz BWです。機器単体の56 MHz BWをSSDへの連続保存性能として扱わず、PC・接続・設定を含めて確認します。

帯域と収録方式の関係を見る →

GPSDOを付けてもUSB給電だけで使えますか?

GPSDO(OCXO)搭載時は、USRPへの外部電源としてACアダプターが必須です。GPSDO(TCXO)はUSBバスパワーで使用できます。

メーカーのGPSDO給電条件を見る →

本体メモリ方式に対応していますか?

本システムの本体メモリ収録・再生方式の対象外です。PCのSSDとの間で転送するストリーミング方式を使用します。

メーカーの機器構成を見る →

外付けSSDは何に使いますか?

内蔵SSDに収録したデータの退避や、解析用PCへの受け渡しに使用します。退避後に内蔵SSDの空き容量を確保し、次の測定に備えます。

収録・再生する帯域幅が狭い場合は、外付けSSDを使った収録・再生も可能です。ご希望の帯域幅や使用条件をご相談ください。

採用するPC・SSD・ケーブルの接続条件と、必要な読み書きの持続性能を、構成選定時に確認します。

仕様と対応条件

基本仕様を詳しく確認する。

機器単体の仕様と、各方式の適用条件を掲載しています。各値の🔗から出典へ移動できます。— は未確認・対象外を表します。

B200:基本仕様
受信周波数範囲70 MHz〜6 GHz🔗
送信周波数範囲70 MHz〜6 GHz🔗
最大瞬時受信帯域幅 / ch56 MHz BW🔗サンプルレート・アナログ帯域と48 MHz BW表記の違い
最大瞬時送信帯域幅 / ch56 MHz BW🔗サンプルレート・アナログ帯域と48 MHz BW表記の違い
受信チャネル数1🔗
送信チャネル数1🔗
受信チャネルごとのRF周波数設定RFの中心周波数を独立に設定できるか。デジタル周波数シフトとは別です。—
送信チャネルごとのRF周波数設定—
受信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜76 dB
受信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。周波数別のRF仕様は条件を参照。1.0 dB
送信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜89.8 dB
送信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。周波数別のRF仕様は条件を参照。0.2 dB
PC接続方式USB 3.0🔗
B200 PC接続方式の条件

PC側:USB Type-A。USRP側:USB Type-B。

収録・再生方式

機器側の対応を比較。連続動作時間やPC・SSD性能は含みません。

B200:収録・再生方式
ストリーミング収録○🔗
ストリーミング再生○🔗
本体メモリ収録/再生×🔗
DRAM搭載量FPGA側のDRAM容量。OS用メモリは含みません。—
本体メモリ収録時間 / 再生波形長容量から計算した理論値。収録または再生を単独で行う条件。—

同時収録再生

○は対応する構成があることを示します。全帯域・全チャネル同時の保証ではありません。

B200:同時収録再生
ストリーミング収録 + ストリーミング再生○🔗
B200 ストリーミング収録 + ストリーミング再生の条件

機器側の全二重通信に対応。実際の転送帯域は接続構成による。

ストリーミング収録 + 本体メモリ再生×🔗
本体メモリ収録 + ストリーミング再生×🔗
本体メモリ収録 + 本体メモリ再生×🔗
本体メモリ同士の同時チャネル数—

同期

周波数・時刻の同期と、初期位相差の再現性を区別します。詳しい条件は別ページへ。 初期位相差の再現性は位相差がゼロという意味ではありません。連続動作中の位相ドリフトは未評価です。

B200:同期
外部10 MHz基準入力○🔗
外部PPS入力○🔗
GPSDOオプション🔗
外部LO入力×🔗
B200 外部LO入力の条件

外部LO用端子なし。

LO出力・共有×🔗
B200 LO出力・共有の条件

外部LO用端子なし。

複数台の周波数・時刻同期○🔗同期の詳細
受信チャネル間の初期位相差の再現性—
送信チャネル間の初期位相差の再現性—

サンプリング

IQサンプルレートとRF帯域幅、ADC/DAC分解能と保存形式は別の仕様です。

B200:サンプリング
最大IQサンプルレート / ch61.44 MS/s🔗サンプルレート・アナログ帯域と48 MHz BW表記の違い
マスタークロックレートIQサンプルレートの基準となるクロック。単位はMHz。5〜61.44 MHz🔗
ADC分解能12 bit🔗
DAC分解能12 bit🔗

RF受信性能

入力上限は損傷を避けるための制限。測定に適した入力レベルとは別です。

B200:RF受信性能
RF入力上限レベル−15 dBm🔗
推奨RF入力上限レベルメーカーが入力上限と分けて公表している場合に掲載。—
RF入力インピーダンス50 Ω🔗
RF入力コネクタSMA🔗
雑音指数(NF)<8 dB🔗
B200 雑音指数(NF)の条件

Typical。

フルスケールに達する入力レベル—
入力IP3(IIP3)−20 dBm🔗
B200 入力IP3(IIP3)の条件

Typical NF条件。

受信ゲイン整定時間—
受信DCオフセット—
受信イメージ抑圧性能—

RF送信性能

出力やひずみの値は、周波数・ゲイン・補正条件と合わせて確認します。

B200:RF送信性能
最大RF出力レベル最大+20 dBm🔗
B200 最大RF出力レベルの条件

端子仕様。周波数や波形によって異なる。

RF出力インピーダンス50 Ω🔗
RF出力コネクタSMA🔗
送信位相雑音—
出力IP3(OIP3)—
送受信間アイソレーション—
送信ゲイン整定時間—
LO漏れ—
送信イメージ抑圧性能—
非高調波スプリアス—
出力雑音密度—

設置・運用条件

USRP本体の仕様です。PC・SSD・付属品の重量などは含めません。

B200:設置・運用条件
外形寸法97 × 155 × 15 mm🔗
B200 外形寸法の条件

メーカー記載順。

本体重量350 g🔗
電源方式USBバスパワー / ACアダプター🔗🔗
B200 電源方式の条件

GPSDO(OCXO)搭載時はACアダプター必須。TCXO型はUSBバスパワーに対応。

消費電力 / 電源定格—
動作温度範囲—
冷却方式—
ラック搭載—

仕様・構成・アクセサリの出典