USRPのFPGAフレーバー
FPGAフレーバーとは、ソフトウェア無線機(USRP)の通信方式や信号処理機能を決めるFPGAの構成の種類です。使用するUSRPの機種や、制御PCとの接続方法、必要な機能に合わせて選択します。
フレーバーによって何が変わるのか
フレーバーによって、USRPのイーサネットポートの構成や、FPGA内で利用できる信号処理機能・帯域幅が変わります。
B2x0シリーズのように、用意されているフレーバーが1種類で、変更できない機種もあります。
例えば、X310で用意されているフレーバーのHGとXGは、イーサネットポートの速度が異なります。
| フレーバー | ポート0 | ポート1 |
|---|---|---|
| HG | 1 Gbit/s | 10 Gbit/s |
| XG | 10 Gbit/s | 10 Gbit/s |
X410では、通信速度や対応帯域幅に加えて、Replay機能の有無も変わります。本システムでは、USRPの本体メモリを使用した収録・再生にReplay機能を利用します。
| フレーバー | イーサネット | 帯域幅/チャネル | Replay |
|---|---|---|---|
| X4_200 | 10 Gbit/s | 200 MHz BW | あり |
| CG_400 | 100 Gbit/s | 400 MHz BW | なし |
X4_200では本体メモリを使用した収録・再生が可能です。一方、CG_400は広い帯域幅に対応しますが、Replay機能がないため、本体メモリを使用した収録・再生はできません。
このように、ユーザーが使用したい機能や最大帯域幅をサポートしているフレーバーを選択して使用します。
本システムでの設定
RF収録再生システムでは、制御PCの通信インターフェースに合わせたフレーバーを、USRPに書き込んで納品しています。
例えば、制御PCに10 Gbit/sイーサネットが搭載されている場合は、その接続に対応したフレーバーを使用します。
本システムで収録・再生できる範囲は、納品時のフレーバーと、制御PC・ストレージを含む構成によって決まります。
フレーバーを変更する場合
本システムのRF収録再生アプリには、USRPのFPGAフレーバーを変更する機能が含まれています。納品時は制御PCに合わせて設定していますが、接続方式や使用したい機能を変更する場合は、対応するフレーバーに変更できます。
変更する際は、イーサネットの接続方式、対応帯域幅、Replay機能の有無を確認してください。本体メモリを使用した収録・再生には、Replay機能に対応したフレーバーが必要です。
イーサネット構成の変更に伴い、接続先のIPアドレスが変わる場合があります。変更後の構成に合わせて、制御PCとRF収録再生アプリの接続設定を確認してください。
フレーバーの変更の詳細は、各機種ページを参照してください。
FAQ
初めて使用するときに、フレーバーを選ぶ必要はありますか?
いいえ。制御PCに合わせたフレーバーを設定して納品しているため、納品時の構成で使用する場合、選択や変更は不要です。
フレーバーを変更すると、収録できる帯域幅が広がりますか?
より広い帯域幅に対応したフレーバーへの変更で、広がる場合があります。ただし、通信速度や制御PC・ストレージの性能にも左右されるため、フレーバーの変更だけで広がるとは限りません。