ドーターボードで構成する2 ch

USRP X310+UBX搭載RF収録再生システム

広い周波数範囲を、2系統の収録再生に。

  • 10 MHz〜6 GHzのRF信号を収録・再生
  • ストリーミング方式で、最大160 MHz BW × 2 chの信号を収録・再生
  • 本体メモリ方式で、1チャネルあたり最大160 MHz BWの信号を収録・再生
  • 方式に合わせて、ノートPCまたはワークステーションを選択
  • 外部LO分配なしでチャネル間の位相同期に対応。複数台はOctoClockで同期
USRP X310筐体(UBX構成)
X310筐体・UBX-160 × 2枚の構成
RF周波数範囲
10 MHz〜6 GHz
収録・再生帯域幅/ch *1
160 MHz BW受信中心周波数10〜500 MHzでは、帯域幅は最大84 MHz BW。帯域幅の条件を見る ↓
チャネル数
RX 2 ch / TX 2 ch

*1 : BWは帯域幅を表します。掲載値は収録・再生帯域の目安であり、振幅平坦度を保証する値ではありません。 帯域幅の数値について →

セット内容を見る ↓
構成・技術相談をする ↗お問い合わせフォームが開きます
2つの収録再生方式

広帯域の信号を、2つの方式で収録・再生。

ストリーミング方式

長時間の収録・再生は、ストリーミングで。

ストリーミング方式の説明図。収録はUSRPで受信したIQデータをPCのSSDへ連続保存。再生はSSDの波形データをUSRPへ送り、RF信号として出力します。
方式の説明図です。図中の機器は、このページの実機構成を示すものではありません。

収録受信しながら連続保存

ソフトウェア無線機が受信したIQデータをPCへ送り、内蔵SSDに保存し続けます。

SSDに空き容量がある限り、保存し続けます。

再生SSDから連続RF再生

送信するIQデータをSSDから連続して読み出し、USRPへ転送します。ソフトウェア無線機からRF信号としてリアルタイムに出力します。

波形容量に上限のあるSGのArb機能では満たせない連続性を実現します

必要な通信・PC・SSDの持続性能を、構成ごとに確認します。

本体メモリ方式

短い区間の収録や繰り返し再生は、本体メモリ方式で。

本体メモリ方式の説明図。図中のUSRPはX420です。収録は本体メモリへ蓄積した後にPCへ保存。再生はPCから波形を事前転送し、本体メモリから繰り返しRF再生します。
方式の説明図です。図中の機器は、このページの実機構成を示すものではありません。

収録本体に収録し、後から回収

PCへの転送が追いつかない帯域幅のデータも、本体メモリに収まる短い区間を取得できます。スペアナのロングメモリ機能のように使用可能です。収録したデータをPCへ保存し、次の収録を行えます。

160 MHz BW/ch × 2 chの場合、約0.67秒分を収録できます。

再生読み込んだ波形を繰り返しRF再生

SGのArb機能のように連続再生が可能です。波形を本体メモリへ事前転送。再生時は、本体メモリに保存した波形を繰り返し、連続送信できます。160 MHz BW/ch × 2 chの場合、保存波形長は約0.67秒です。

ノートPCでも利用可能

本体メモリの間欠収録には、収録区間の間に空白があります。対応方式・帯域・時間・同時動作は、機種・FPGA・PC構成によります。

送信しながら、同時に収録。

用意したIQ波形をRF信号として送信しながら、受信した信号を収録できます。

送受信同時の組み合わせ
ストリーミング再生本体メモリ再生
ストリーミング収録○○
本体メモリ収録○○

○:対応する組み合わせ。

帯域・チャネル数は、FPGA・PC・接続・SSD構成によります。最大帯域・全チャネルでの同時動作を保証するものではありません。

チャネルサウンダーの送受信系に。

測定波形を送信し、伝搬後の信号を同時収録。チャネルサウンダーの送受信・IQデータ保存に利用できます。波形の用意・伝搬解析はお客様の環境で行います。

この機種のポイント

お届けするシステム構成

X310+UBXと制御PCを、設定済みのシステムでお届け。

USRP、PC、SSDと収録再生ソフトウェアを組み合わせ、必要な動作条件を確認してお届けします。

やりたい収録・再生からPCを選ぶ

本体メモリ方式ならノートPC、ストリーミングなら小型ワークステーションを基本に選びます。以下のPC仕様・周辺機器は、ストリーミング向けの構成例です。

以下は、制御PC・SSD・接続機器の構成例です。使用する帯域幅・チャネル数・収録再生時間に合わせて選定します。

ドーターボード2枚のチャネル配分と、PCへの転送性能を確認します。

USRP X310筐体(UBX構成)
X310筐体・UBX-160 × 2枚の構成
小型ワークステーションとUSRP N310、モニターを組み合わせた構成イメージ
小型PC型の構成イメージ(N310使用)。PC・周辺機器の外観は構成例です。
USRP
X310 + UBX-160 × 2枚
PC構成
小型ワークステーション(以下は構成例)
CPU
Intel Core Ultraシリーズ
メモリ
16 GB〜
システム用SSD
NVMe SSD 256 GB
保存用SSD
NVMe SSD 4 TB × 2
PCとの接続
1 GbE/10 GbE(SFP+) × 1
10 GbE(SFP+) × 1

端子数はUSRP側。使用する端子・通信速度は構成によって異なります。

接続条件を見る →
USRPの電源
ACアダプター。
ソフトウェア・設定
収録再生ソフトウェア、データビューア、Ubuntu Linux、ドライバーを設定してお届けします。
操作資料
日本語の技術・操作マニュアル(電子版)

掲載内容は構成例です。納品する機器・ソフトウェアと構成は、お見積もりに明記します。

収録ボタン・状態表示と、時間波形・スペクトラムを表示した収録再生ソフトウェアの実画面

実際の画面で見る使い方

受信・収録・内容確認・RF再生の手順を、実際の画面で紹介します。基本操作から、時刻指定や繰り返し収録などの応用まで確認できます。

実際の画面で使い方を見る

共通の操作画面例です。掲載機種の動作実績を示すものではありません。

用途に合わせて構成を選ぶ

選べるオプション。

PC性能・SSD容量と、運用に必要なアクセサリを選べます。

PC・保存用SSDの構成変更

CPU・メモリ・SSDの増量や、お手持ちの機器を使う構成もご相談いただけます。

同時に扱うチャネルのデータ量から、SSDの台数・速度・容量を選びます。

PCIe接続キット ↗

構成変更用

X310をPCへPCIeで接続する構成変更用。

このページの10 GbE構成とは接続方式が変わります。ソフトウェアを含めて個別確認します。

OctoClock CDA-2990

OctoClock CDA-2990 ↗

型番:784305-01

オプション

外部から入力した10 MHz・PPSを最大8系統へ分配。

複数台のX310へ共通の10 MHz・PPSを分配します。外部の基準信号源と、機器側の同期設定が必要です。LO分配器ではありません。

位相同期の条件を見る →

当社で確認した動作

最大連続帯域・継続時間の公開実績値は、このページには掲載していません。必要な帯域・チャネル数・動作方式に合わせて、PCとSSDを含む構成で確認します。

帯域/ch・チャネル数・連続時間・送受信同時の有無をそろえて確認します。

掲載結果は、確認時の構成・設定と確認時間内での結果です。常にデータ欠落がないことを保証するものではありません。確認時間は動作上限ではありません。

ご相談・お見積もり

X310+UBXの構成を相談する。

使用周波数・帯域幅/ch・チャネル数と、収録・再生の時間をお知らせください。同期や同時動作、アクセサリ、PC・SSDも含めてご案内します。

選定の前に

この機種のよくあるご質問。

低い周波数でも160 MHz BW帯域を使えますか?

受信時の中心周波数10〜500 MHzでは、最大帯域幅が84 MHz BWに制限されます。対象周波数での条件を基本仕様でご確認ください。

X310本体だけでRF収録再生できますか?

この構成ではUBX-160ドーターボードが必要です。2 ch構成では2枚を搭載し、PC・ケーブルと合わせて選定します。

収録・再生の構成は、どのような条件で選びますか?

160 MHz BW/chは機器単体の最大帯域です。受信中心周波数10〜500 MHzでは84 MHz BWとなる条件を含め、PCへの連続転送性能を確認します。

帯域と収録方式の関係を見る →

接続端子の通信速度や使用数に条件はありますか?

本システムはイーサネット接続で構成します。SFP+のポート0は1 GbEまたは10 GbE、ポート1は10 GbEに対応します。HG構成ではポート0が1 GbE・ポート1が10 GbE、XG構成では両方が10 GbEです。

メーカーの接続仕様を見る →

外部LOを分配せずに、チャネル間の位相同期ができますか?

X310のUBX・OBX構成は、外部LOを分配せずにチャネル間の位相同期に対応します。複数台では共通の10 MHz・PPSをOctoClockで分配し、時刻指定による周波数設定などの同期設定をそろえます。OctoClockを接続するだけで位相差が自動的にゼロになるわけではありません。

UBX・OBXとも、1 GHz未満で位相同期を使用する場合は、ドーターボードのクロックを既定の50 MHzから20 MHzに設定する必要があります。

チャネル間には位相差が残るため、位相差の校正が必要です。周波数や温度などによる変化、再設定後の再現性を含め、使用する構成で確認します。メーカー資料の同期機能と、当社システムでの確認済み実績は区別します。

比較表は「電源再投入後の初期位相差の再現性」という定義で判定し、UBX・OBXとも未確認のため「—」としています。LO共有端子の有無とシンセサイザ同期の対応は区別します。当社では連続動作中の位相ドリフトは未確認です。

UBXの位相同期条件を見る →

OBXの位相同期条件を見る →

UHDの時刻・周波数設定と校正条件を見る →

X310の複数台同期を見る →

同期と初期位相差の再現性の違いを見る →

本体メモリで同時に収録・再生できるチャネル数は?

本システムの機器定義・設計で対象とするReplay構成では、本体メモリ同士の同時収録再生は収録1 ch+再生1 chです。

当社の同時収録再生の構成設計・機器定義(2026年9月確認)に基づく条件です。

同時収録再生の共通条件を見る →

本体メモリの収録時間・再生波形長は、どう計算していますか?

160 MHz BW × 2 chでは、約0.67秒です。収録時間は、1回の収録区間の長さです。再生波形長は本体メモリに保存できる波形の長さです。

1,073,741,824 byte ÷(200 MS/s × 10⁶ × 4 byte × 2 ch)= 約0.67秒

使用可能容量:1 GiB。UBX-160 × 2・共有DRAMを2 chで等分。I/Q各16 bit(sc16)。収録または再生を単独で行う場合の容量上限の理論値で、当社ソフトウェアで確認済みの収録時間や連続転送実績を表すものではありません。

本体メモリの計算方法と前提を見る →

この機種の対応FPGA・確認条件を見る →

メーカーのメモリ・FPGA仕様を見る →

本体メモリ方式には、どのFPGA構成が必要ですか?

Replayブロックを組み込んだFPGA構成で、DRAM 1 GiBを使用します。

当社の機器定義・Replay構成確認資料(2026年9月確認)とも照合しています。FPGAやUHDの版によって対応が変わるため、納入時の構成は個別に確認します。

メーカーのメモリ・FPGA仕様を見る →

外付けSSDは何に使いますか?

内蔵SSDに収録したデータの退避や、解析用PCへの受け渡しに使用します。退避後に内蔵SSDの空き容量を確保し、次の測定に備えます。

収録・再生する帯域幅が狭い場合は、外付けSSDを使った収録・再生も可能です。ご希望の帯域幅や使用条件をご相談ください。

採用するPC・SSD・ケーブルの接続条件と、必要な読み書きの持続性能を、構成選定時に確認します。

仕様と対応条件

基本仕様を詳しく確認する。

機器単体の仕様と、各方式の適用条件を掲載しています。各値の🔗から出典へ移動できます。— は未確認・対象外を表します。

X310+UBX:基本仕様
受信周波数範囲10 MHz〜6 GHz🔗
送信周波数範囲10 MHz〜6 GHz🔗
最大瞬時受信帯域幅 / ch160 MHz BW🔗
X310+UBX 最大瞬時受信帯域幅 / chの条件

中心周波数10〜500 MHzでは84 MHz BW。

最大瞬時送信帯域幅 / ch160 MHz BW🔗
受信チャネル数2🔗
X310+UBX 受信チャネル数の条件

同じ160 MHz BWボードを2枚搭載した構成。

送信チャネル数2🔗
X310+UBX 送信チャネル数の条件

同じ160 MHz BWボードを2枚搭載した構成。

受信チャネルごとのRF周波数設定RFの中心周波数を独立に設定できるか。デジタル周波数シフトとは別です。○🔗
送信チャネルごとのRF周波数設定○🔗
受信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜31.5 dB
受信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。周波数別のRF仕様は条件を参照。0.5 dB
送信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜31.5 dB
送信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。周波数別のRF仕様は条件を参照。0.5 dB
PC接続方式1 / 10 GbE🔗

収録・再生方式

機器側の対応を比較。連続動作時間やPC・SSD性能は含みません。

X310+UBX:収録・再生方式
ストリーミング収録○🔗
ストリーミング再生○🔗
本体メモリ収録/再生○🔗
X310+UBX 本体メモリ収録/再生の条件

対応するReplay入りFPGA構成で利用。

DRAM搭載量FPGA側のDRAM容量。OS用メモリは含みません。1 GiB(共有)🔗
本体メモリ収録時間 / 再生波形長容量から計算した理論値。収録または再生を単独で行う条件。約0.67秒🔗@ 160 MHz BW × 2 ch理論値

同時収録再生

○は対応する構成があることを示します。全帯域・全チャネル同時の保証ではありません。

X310+UBX:同時収録再生
ストリーミング収録 + ストリーミング再生○🔗
X310+UBX ストリーミング収録 + ストリーミング再生の条件

機器側の全二重通信に対応。実際の転送帯域は接続構成による。

ストリーミング収録 + 本体メモリ再生○🔗
X310+UBX ストリーミング収録 + 本体メモリ再生の条件

方式別のチャネル制約は詳細へ。

本体メモリ収録 + ストリーミング再生○🔗
X310+UBX 本体メモリ収録 + ストリーミング再生の条件

方式別のチャネル制約は詳細へ。

本体メモリ収録 + 本体メモリ再生○🔗
X310+UBX 本体メモリ収録 + 本体メモリ再生の条件

方式別のチャネル制約は詳細へ。

本体メモリ同士の同時チャネル数収録1+再生1🔗

同期

周波数・時刻の同期と、初期位相差の再現性を区別します。詳しい条件は別ページへ。 初期位相差の再現性は位相差がゼロという意味ではありません。連続動作中の位相ドリフトは未評価です。

X310+UBX:同期
外部10 MHz基準入力○🔗
外部PPS入力○🔗
GPSDOオプション🔗
外部LO入力×🔗
X310+UBX 外部LO入力の条件

外部LO共有端子なし。シンセサイザ同期とは別。

LO出力・共有×🔗
X310+UBX LO出力・共有の条件

外部LO共有端子なし。シンセサイザ同期とは別。

複数台の周波数・時刻同期○🔗同期の詳細
受信チャネル間の初期位相差の再現性—
送信チャネル間の初期位相差の再現性—

サンプリング

IQサンプルレートとRF帯域幅、ADC/DAC分解能と保存形式は別の仕様です。

X310+UBX:サンプリング
最大IQサンプルレート / ch200 MS/s🔗
マスタークロックレートIQサンプルレートの基準となるクロック。単位はMHz。200 / 184.32 MHz🔗
X310+UBX マスタークロックレートの条件

IQサンプルレートはマスタークロックからDDC/DUCで設定。

ADC分解能14 bit🔗
DAC分解能16 bit🔗

RF受信性能

入力上限は損傷を避けるための制限。測定に適した入力レベルとは別です。

X310+UBX:RF受信性能
RF入力上限レベル−15 dBm🔗
推奨RF入力上限レベルメーカーが入力上限と分けて公表している場合に掲載。—
RF入力インピーダンス50 Ω🔗
RF入力コネクタSMA🔗
雑音指数(NF)2〜3 dB @ 1 GHz🔗
フルスケールに達する入力レベル—
入力IP3(IIP3)8〜9 dBm🔗
X310+UBX 入力IP3(IIP3)の条件

最大値。

受信ゲイン整定時間—
受信DCオフセット—
受信イメージ抑圧性能—

RF送信性能

出力やひずみの値は、周波数・ゲイン・補正条件と合わせて確認します。

X310+UBX:RF送信性能
最大RF出力レベル+20 dBm @ 1 GHz🔗
RF出力インピーダンス50 Ω🔗
RF出力コネクタSMA🔗
送信位相雑音—
出力IP3(OIP3)36 dBm @ 0.5〜3 GHz🔗
送受信間アイソレーション—
送信ゲイン整定時間—
LO漏れ—
送信イメージ抑圧性能—
非高調波スプリアス—
出力雑音密度—

設置・運用条件

USRP本体の仕様です。PC・SSD・付属品の重量などは含めません。

X310+UBX:設置・運用条件
外形寸法277 × 218 × 39 mm🔗
X310+UBX 外形寸法の条件

筐体。メーカー記載順。

本体重量—
電源方式ACアダプター(12 V DC)🔗
消費電力 / 電源定格—
動作温度範囲—
冷却方式—
ラック搭載○・1U(別売キット)🔗
X310+UBX ラック搭載の条件

別売1Uラックマウントキットを使用。X300/X310を1台または2台搭載可能。

仕様・構成・アクセサリの出典