Dolphin System
RFキャプチャプレイバック
最大400 MHzの高帯域RF信号を、あなたの手に
RF Capture & Playback
小型ワークステーションで実現する、ハイパフォーマンスRF信号収録再生システム。最先端の技術で、あらゆる無線通信研究・開発をサポートします。
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本システムの特徴
高帯域幅対応
最大400 MHz帯域幅のIQ信号を収録再生が出来るRFキャプチャプレイバック(RF収録再生システム)です。高度な無線通信研究や開発に最適なパフォーマンスを提供します。
省スペース設計
わずか3.9Lの小型WSで構成され、限られたスペースでも高性能な収録再生システムを実現。場所を取らず、どこでも使用可能です。
長時間収録
高速SSD RAIDにより、広帯域信号の長時間連続収録に対応。大容量データも安定して処理します。
直感的なGUIインターフェースにより、複雑な収録・再生操作も簡単にコントロール。専門知識がなくても効率的に作業できます。
製品構成(出荷時セット)
本システムは、すぐに現場で使用できるよう、必要なコンポーネントがすべて設定済みの状態で提供されます。OSやドライバ、収録ソフトウェアも事前インストール済みで、開封後すぐに使用可能です。
これらのコンポーネントは、厳格な品質管理のもとで選定・組み合わせており、RF測定における最適なパフォーマンスを発揮します。ハードウェア間の相性問題や設定トラブルを排除し、安定した測定環境を提供します。
製品選択ガイド
選定の流れ
1
PC仕様の確認
標準PCは、400M Hz BWの収録再生を動作確認したPCを選定しております。
2
USRPモデルの選択
N310(チャネル数重視)、N321(広帯域、位相同期)、X310(2チャネル同時計測)から、測定要件に最適なモデルを選びます。帯域幅やチャネル数を考慮に入れてください。
3
オプションの選択
外部にSSDを用意するなど、用途に応じたオプションを選択します。
4
お見積りへ
選定した構成をもとに、最適な価格と納期をご案内します。特殊な要件や質問があれば、技術担当者が詳細にサポートいたします。
選定プロセスでご不明点があれば、RF測定の専門家がご相談に応じます。用途や測定条件に最適なシステム構成をご提案いたします。
PCを確認する
制御PCは、わずか3.9Lサイズの小型ワークステーションありながら最大400 MHz帯域幅に対応するPCを選定しており、これにより開梱後すぐに安定したRF収録再生を開始できます。省スペースで設置場所を選ばず、ラボや現場での使用に最適です。
高速SSD RAIDを搭載し、大容量データの連続書き込みを実現。標準構成の、4TB ×2のRAID0構成では、100 MHz帯域幅4チャネル使用時に約1時間分の収録が可能です。
収録時間の目安
400MHz BWの収録時は、2GB/sの容量が必要になります。7.2TBで約60分の収録が可能です。
標準PCのSSDは最大8TBまでとなります。長時間分の収録データの保存が必要な場合は、外部SSD(USB 4.0)へのデータ移動をご利用いただくことをおすすめします。
USRPを選択する
お客様の要件に最適なUSRPモデルをお選びください。
1 : 位相同期は外部からLO入力に中心周波数の2倍の周波数を入力する必要があります。入力可能な範囲は600M~8GHzで利用可能な中心周波数は300M~4GHzとなります
2: N321はLOソース及びLO分配器を内蔵しています。N320はN321からのLOを入力して同期することが可能です。
3: UBXドーターボード搭載時
利用可能なオプション
Thunderbolt4 高速SSD
高性能小型PCに搭載されているThunderbolt4対応の高速SSDを使用して収録したデータを即座にPCからコピーすることが出来ます。
注意事項と保証条件
注意事項と保証条件についてはこちらのページをご覧の上、ご確認ください。
よくある質問(FAQ)
お客様から多く寄せられるご質問と、その回答をまとめました。システム導入やご使用の際の疑問解決にお役立てください。
Q. RFキャプチャプレイバックとは?
A. 英語では"RF Capture & Playback"とも呼ばれ、日本語では「RF収録再生システム」や「RFレコーダー」などと呼ばれています。受信したRF信号をIQデータの形で収録し、収録したデータをアップコンバートして出力することで再生を行います。
Q. このRFキャプチャプレイバック(RF収録再生システム)はどのような用途に適していますか?
A. 本システムは軽量・コンパクトでありながら、最大合計400 MHzの帯域幅を収録・再生できます。 アンテナ特性評価、電波伝搬測定、妨害波の収録・解析など、幅広いフィールドでの利用に適しています。
Q. システムのセットアップやソフトウェアのインストールは必要ですか?
A. いいえ、製品はOS、ドライバ、収録ソフトウェアがすべて事前インストール・設定済みの状態でお届けします。開梱後すぐにRF測定を開始できるため、お客様の手間を大幅に削減します。
Q. 自分のPCを使用することはできますか?
A. いいえ。安定した性能を確保するため、弊社で独自に最適化したUbuntu LinuxをセットアップしたPCの使用が前提となっております。
Q. 標準PCよりも高いスペックなPCを使用したいのですが
A. CPUや搭載メモリ容量の変更が可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
Q. たくさんのSSDを搭載して長時間の収録ができませんか?
A. データ収録用SSDは最大で8TBまで搭載可能です。
この容量では、400MHz帯域幅で収録する場合に約1時間が上限となります。
長時間の収録を行う際には、適宜外部SSDなどへデータを移動し、内蔵SSDの空き容量を確保する必要があります。
Q. PCに自分でアプリをインストールしてもいいですか?
A. はい、可能です。
ただしRF収録再生システムの実行中は、収録および再生に影響を与える可能性があるため他のアプリの動作を行わないようにしてください。
セットアップされているUbuntu Linuxをアップグレードしたり、ライブラリーを更新する等を行うとRF収録再生システムが動作できなくなる場合もございますので、ご注意下さい。
Q. 複数台のUSRP N3x0で収録再生はできませんか?
A. ネットワークインターフェイスの制約により、最大2台まで接続可能です。 弊社では 1台構成でのみ動作確認を行っておりますが、複数台での利用も理論上は可能です。ただし、複数台での動作検証は行っておりません。
なお、収録・再生できる合計帯域幅の上限は 400 MHzです。
1台使用時:100 MHz BW × 4チャネル
2台使用時:50 MHz BW × 8チャネル
このように構成が変わっても、システム全体としての帯域幅は 400 MHz を超えることはできません。
Q. USRP N3x0に関してより詳細なスペックが知りたいのですが?
A. 以下のページをご覧下さい。
商品情報
USRP N300
USRP N310
USRP N321
USRP N320
USRP X310
RF Daughterboard UBX160
技術情報
USRP N300/N310/N320/N321 Getting Started Guides
Manual: USRP N3x0 Series
Knowledge Base : N300/N310
Knowledge Base : N321/N320
お見積もりのご案内
本製品は、ご希望の USRPモデル および オプション構成 に応じて価格が異なります。お客様の測定要件に最適なシステム構成をご提案いたします。
以下の見積もりフォームからお申し込みください。見積もりフォームでは、PCやUSRP等を選択して申し込むことが可能です。
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短納期対応も可能です。在庫状況についてもお問い合わせください。RFエンジニアリングの専門家が、お客様の測定課題解決をサポートいたします。